「オレにしとけろ。あんな馬鹿ウサギ何かやめとけ。お前の気持ち知ってるくせに応えようともしねぇ」
「
それでもボクはラビのことが好きなんです。神田の気持ちにはこたえれません・・」
「ちっ・・モヤシ!ちょっと来い!」と、カンダは無理やりアレンの手を掴みどこかえ連れて行った
連れて行かれた先は、教団にある手入れの行き届いた庭
カンダが見ろと言った先にはラビの隣に頬染めて話をしているリナリーがいる
「!!!ラ・・ラビ・・リナリーと・・ですか」
「カンダ、知ってたんですか・・」
「あぁ・・」
「はっ、ボクはとんだ道化だ。可笑しかったでしょ?笑えばいいんだ」
涙をぼろぼろ流しながら自分を睨みつけるアレンを壁に押し付け「黙れ」と一言
それでも何か言おうとするアレンの唇をカンダは噛み付くようなキスで黙らせた
ドンッ!!
「な・・何するんですか!神田!」
「煩い黙れモヤシ。いつまでもうじうじしやがって。」
「すぐにとは言わねぇ、返事はいつまででも待っててやる。」
そう言って神田は何故かラビとリナリーがいる所にズカズカ歩いて行く
アレンは何事かと柱のかげから様子を見ていると何やら話しかけているようだ
そしておもむろに神田がラビを一蹴り ゲシっと・・
すっとんでいくラビ、きゃ~~と叫びながらラビを回収しにいくリナリー
そして自分のほうを見て今まで見たこともない笑顔を向けた神田
「ずるいじゃないですか・・神田。そんな顔されたらボクは・・」
神田・・ありがとう
先ほどまで涙を流していたアレン
今は神田の笑顔にドキドキを心臓が煩い
「もう少しだけ待ってて下さい。」
もう見えなくなった神田の背中に向かってアレンも優しい笑顔で応えた
後日談
「ユゥ~、この前、何でいきなり蹴ったさぁ!」
「本当よ!びっくりしたわよ?神田ぁ」
実はあの日ラビ、リナリーに呼び出されただけだったのだ
もうじき兄、コムイの誕生日が近いため、誕生日プレゼントを一緒に考えて欲しいと
ラビは前々からアレンを狙っていた神田に上手いこと利用されただけだった
「それにしても、最近アレン見ないさぁ。前はよく部屋に遊びに来てたのに」
「あ、本当よね!神田、何か知らない?」
「さぁな」
「あ!神田、こんなところにいたんですか!そろそろ任務の時間ですよ!」
アレンがパタパタと走ってくる
そのアレンを見る神田の顔が気持ち悪いほど優しい顔をしている
それを見てしまったラビとリナリーは
「アレン(アレン君)・・・がんば・・」と祈ったのであった
おわり!
最初のほう、ほんとうはもう少しあったんだけども、
私が間違ってログアウトしてしまい
保存できず・・・
姉さん、よかったらログ教えてwPR